2017

01
23

伊香保温泉で3人逮捕 入管法違反の疑い


3人逮捕 伊香保温泉で売春させた疑い 

伊香保温泉などの風俗店でカンボジア人女性に売春させたとして、群馬県警は2017年1月19日、群馬県渋川市伊香保町の風俗店経営、渡辺久雄容疑者(44)、群馬県沼田市柳町の風俗店経営、チョンタパー・チュダーポン(44)=タイ国籍=、群馬県沼田市西原新町の風俗店従業員、後藤知幸(32)の3人を出入国管理法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕したと発表しました。
逮捕容疑は2016年11月10日~12月2日の間、伊香保温泉や沼田市東倉内町にある風俗店で、就労資格のない20~36歳のカンボジア人女性7人を売春婦として働かせたとしています。
群馬県警によると、渡辺、後藤両容疑者は容疑をおおむね認めていますが、チョンタパー容疑者は「雇用していない」と否認しています。

事件は2016年、カンボジア人女性らが在日カンボジア大使館にインターネットを通じて通報したことで発覚し、女性らは大使館に保護されました。
彼女たちはカンボジアで「ウェイトレスのような仕事で月3,000ドル(約35万円相当)稼げる」と嘘の勧誘を受けて来日しましたが、実際のところ無給だったといいます。群馬県警は彼女らを人心取引の被害者と特定しました。

また、群馬県警は2017年1月19日に群馬県内の風俗店など6カ所を家宅捜索し、そのうち風俗店に勤務する21~34歳のタイ人女性従業員ら8人も出入国管理法違反(不法滞在)容疑で現行犯逮捕しました。
この女性たちも人心取引の被害者の可能性があるため、群馬県警は「被害が判明すれば釈放する」としています。

参照元:毎日新聞2017年1月20日 15時04分(最終更新 1月20日 15時07分)

入管法違反の取り締まり、加速か


つい先日【越谷】 マンへル摘発、男女4人逮捕の記事で入管法違反についてこれから摘発が進むのではないかという話をしていたところに新しくニュースが入ってまいりました。

伊香保に限らず日本の温泉地には外国人の女性を手配する風俗店や置屋が少なくありませんが、五輪に向けてこういった大掛かりな摘発が徐々に行われていくのではないでしょうか。
五輪に限らず国際的な催しやイベントおいては「日本の良いイメージを世界に発信できる」ことが開催国のメリットですから、間違っても「日本では外国人の人身売買が行われている」だとか「日本では未成年が売春をしている(あるいは未成年を男性が買っている)」なんてことが公になってはいけないのです。

違法に外国人女性を雇っているお店は論外ですが、合法で外国人の女性を雇っている風俗店のオーナー様も、このタイミングで今一度「従業員の女性の在留資格や入国経路」を確認しましょう。留学ビザや就労資格なしのビザ、あるいはビザ自体を偽造しているなんていうことはありませんか?
また、ほとんどのお店はこの段階でOKだとは思いますが、外国人女性が日本の風俗のルールをわかっていないで接客をしてしまっていないかも確認したほうが良いかもしれません。
仮に摘発された場合、女性側が「自分は人身取引の被害者です」と申し出た場合、もし女性の証言が嘘だったとしてもオーナー様の分が悪いというのが現実なのですから……。少なくとも五輪までに“外国人風俗の開業”はしない方がよいかもしれません。

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