2016

07
01

コンプレックスに囚われ続ける貧困女子

コンプレックス女子

コンプレックスから生まれた価値観を捨てられない貧困女子

デリヘル経営コンシェルジュでは、昨今「風俗業界でも増えている」といわれて久しい貧困女子を週に1度取り上げてお話をさせていただいています。
今回もsuits-womanで取り上げられていた「アラフォーにしてフリーター」の貧困女子のお話を要約しながら、貧困女子について考えていきます。


今回の貧困女子は竹内由真さん(仮名・37歳)。高校生の時に“アラーキーさん”こと写真家の荒木経惟氏にも写真を褒められた元・天才高校生です。
しかし、彼女の現在の仕事は都内の写真店の受付担当で、年収は120万円。シェアハウスに住みつつ、写真家になる夢を追っています。
「夢を追いすぎて就職できなかった」というのもあながち間違いではないのですが、由真さんが“貧困女子”と呼ばれるまでになってしまった理由はどうやらこれだけではないようです。

由真さんのお父様は外資系航空会社のパイロットだったこともあってかなり裕福でした。しかし、お父様は数々の“彼女”がいたといいます。

また、お姉さんもいるようですがお姉さんとの仲も良好ではないようです。
お姉さまは現在、世界的なシェアをもつBtoBの老舗企業で子育てしながら仕事をし、海外出張や大規模な商談をまとめているキャリアウーマン。さらに旦那様はドイツ系の機械メーカーの役員といった由真さんとは“正反対”の暮らしをしています。
お姉さまは幼いころから優秀で、由真さんは常に両親にこのお姉さまと比較されて育ったことを“コンプレックス”に感じているようです。

この“コンプレックス”由真さんの人生を、息苦しいものにしています。
本来成功するためであればそのための“努力”はしなければいけないのですが、お姉さまと比較されてきてばかりいたコンプレックスがあるのでしょうか。由真さんが信じていること、それは“才能”と“男性から愛されること”と努力とは真逆のものです。

由真さんには郵便局で派遣社員として働く自称“シナリオライター”の彼氏がいます。
由真さんは彼のことを「一流」といいますが、バリ旅行に連れて行ってしまったり、200万円貨してしまったり……本当に愛されているのかというと疑問を隠せません。

参照元:アラーキーも認めた元・天才少女の敵は、専業主婦、客室乗務員、女子アナウンサー1,2を要約

 

人の数だけある“貧困”

 

今回ご紹介した由真さんはまだ“借金”はありませんし、お父様から遺産として頂いた600万円があるようなので、そこまで“貧困”とはいえないかもしれません。
しかし、「過去にとらわれ、貧困から抜け出せない価値観に自ら凝り固まってしまっている」というところに本当の貧しさが感じられるのではないでしょうか。

メディアで取り上げられる貧困は、由真さんや先週ご紹介した極貧女子のような極端にデフォルメされたケースであることがしばしばです。
しかし、彼女たちですら「本当にお金がない生活しか経験していない」のか「世間知らず」なのか「心が貧しくなってしまっている」のかというように、同じ貧困でもスポットライトが当たる部分が変わってきます。
風俗店にやってくる貧困女子も、これほど極端な例はないかもしれませんが、彼女なりの「貧しさ」を抱えているのでしょう。

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