2016

10
22

若草プロジェクト設立、「神待ち・再貧困救いたい」

貧困女子救済団体、設立される

デリヘル経営コンシェルジュでも定期的にご紹介している「貧困女子」の実態。ニュースメディアをはじめとして、多くの報道が彼女たちの困窮加減を取り上げるのを見てついに「神待ちや再貧困を救いたい」と立ち上がる団体ができました。その名は「若草プロジェクト」。代表は子どもや障害者・女性の案件を主に請け負う弁護士、大谷恭子氏で、作家の瀬戸内寂聴さん、前厚生労働事務次官の村木厚子さん、映画監督の山田洋次さんといったそうそうたる人物が“呼びかけ人”となっています。この記事では参考記事を要約しつつデリヘル経営コンシェルジュでもこの団体についてお伝えします。

「若草プロジェクト」の考える支援

若草プロジェクトが支援の対象としているのは、家庭に居場所がないためにインターネットで寝食の場所を提供してくれる男性を求める「神待ち少女」や、性風俗店に流れ込むしかない「再貧困女子」と呼ばれる10~20代の女性です。こういった女性の中には事件に巻き込まれてしまう女性も珍しくなく、またSOSを発しにくいので現在の公的支援からは零れ落ちてしまっているというのが現状です。
そこで若草プロジェクトでは、全国の団体や個人をつないだ“ワンストップの相談窓口”を設けることで、彼女たちが安心して過ごせる居場所を作ろうとしているようです。
大谷代表はは「地域に逃げ場がないために風俗に落ちてしまう。それを彼女らだけの責任にしてはいけない」と訴えています。

風俗は「落ちる」場所なのか

参考記事内の大谷弁護士は「落ちる場所」と表現する風俗業界ですが、果たして風俗店は本当に悪なのでしょうか。たしかに、風俗嬢が社会的に認められている職業とは言い切れませんが、多くの風俗店は法令に則って営業していますし、多くの風俗店従業員や経営者の方は女性キャストに愛を持って接していることでしょう。
それに大谷氏がおっしゃる通り、「再貧困女子は風俗店にたどり着く」のだとしたら、風俗嬢と常日頃接している経営者やスタッフとの連携も将来的に必要となってくるのでしょう。つまり、こういった支援団体と風俗店は本来協力関係にあったほうが理想的だと少なくとも筆者は考えているのです。

「シンポジウム」に風俗店の観点から参加してもいいかも

そんな若草プロジェクトは定期的にセミナーやシンポジウムを開催しています。独立記念のシンポジウムは2016年10月22日(土)に東京都渋谷区の青山学院大学青山キャンパスで行われましたが、今後も貧困女子にまつわるセミナーやシンポジウムが開催される予定です。
ご自身のお店にもし再貧困女子がいた場合どのようなアプローチができるのか、あるいは女性キャストのマネジメントに活用できるような情報はないのかといった視点で風俗店のオーナー様やスタッフさんが行ってみるのも悪くないかもしれません。

今後は

  • ● 「AV被害について考える」(京都) 2016年12月11日 10:00~16:00
  • ● 「ハラスメント被害について考える」(東京) 2017年1月予定
  • ● 「性虐待から生き延びる」(京都) 2017年4月予定


も予定されているようなので、興味やご関心のあるかたは「若草プロジェクト公式ホームページ」またはFAX(050-3736-5685)にお問い合わせくださいませ。

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