2016

09
04

富裕層の味方、“プライべートバンカー”の実態

シンガポールに逃げる日本人富裕層

デリヘル経営コンシェルジュでは、定期的に富裕層の投資活動や節税ノウハウなどをお伝えしておりますが、今回は以前ご紹介した「タックスヘイブン」に関連した「プライベートバンカー」という立場について参考記事の内容を要約した形でお話いたします。
「プライベートバンカー」というのは、簡単に言うと「富裕層(金融資産だけで1~2億持っている人たち)のための銀行」で、口座を設けることもできないまさに“個人的な銀行”です。このプライベートバンカーは多くの場合本拠をシンガポールに置いているようです。

近年では与沢翼さんなどの著名な富裕層も移住を進めているシンガポール。

  • ● 飛行機で6時間で、時差は1時間(つまり近い)
  • ● 治安が良く、食生活が日本に近い
  • ● 日本人が生活しているので、日常生活で日本語が使える(言語障壁が低い)
  • ● シンガポール移住を勧める日本人がいる(接触機会が多い)


など、暮らしの面でも快適な環境が整っているのですが、彼らにとってのシンガーポール最大の魅力はまさに“資産を守ることができるため”です。

日本と「タックスヘイブン」の間にプライベートバンカーはいる

シンガポール最大の魅力はなんといっても「税金の安さ」。日本で近年引き上げが話題となった相続税や贈与税はもちろん、資産売買によって得たお金への税金がシンガポールではかかりません。また、日本で株を売れば20%の税金がかかりますが、シンガポールではゼロ。

そこで富裕層は

  • ● お金はシンガポールのプライベートバンカーに預ける
  • ● パナマなどのタックスヘイブンの国にペーパーカンパニー(実体のない会社)を置く

という2つの方法を使って、実際のお金の運用はシンガポールでやるということもあるようです。
「タックスヘイブンを使って富裕層は日本での課税を免れている」というようにいろいろな報道はされていますが、実はこの間にはシンガポールのような「プライベートバンク」の存在があり、これがまた問題の解決を難しくしています。

実際にシンガポールで暮らす富裕層はまさに「金が金を呼ぶ」状態で、毎日「やることがない」という状態なのだとか。
このような状態が“幸せ”なのかどうなのかは別として、彼らは本当にお金も時間も有り余っているのです。

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