2016

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AV女優在籍=売春扱い?

 

吉原の人気ソープ摘発 AV女優在籍うたい文句アダ

2016年10月15日9時33分


警視庁保安課は2016年10月14日までに、AV女優が在籍していると宣伝し人気を集めていた東京・吉原のソープランド「オートクチュール」「ラテンクオーター」の実質的経営者南雲豊作(とよさく)容疑者(57)ら男4人を、売春防止法違反(場所提供)の疑いで逮捕しました。
逮捕容疑は2016年9月11日、「ラテンクオーター」にて女性従業員が不特定の客を相手に売春すると知りながら店の個室を使用した疑いで、南雲容疑者は容疑を認めています。

同課が2016年9月11日に売春防止法違反で両店を家宅捜索した際は、女性は計28名に店におり、うち7名がAV女優だったといいます。
捜査関係者によると、「オートクチュール」「ラテンクオーター」の両店は、店舗のホームページにAV女優の名前・写真・出演作品を掲載し「AV女優と遊べるお店」として売り出している人気店でした。通常料金は120分65,000円のところ、AV女優の場合は「プレミア」と称し80,000円。7年の運営で10億2,900万円の売上があったとみられています。


また両店周辺の複数の関係者によると、南雲容疑者はAVメーカーと協力して、収入が少ないAV女優を誘い、自身が経営する両店で働かせていたといいます。
ある40代の飲食店店主は「AV女優を働かせることは、別に違法ではないはず。それで売り上げが伸びても、自由競争。逮捕された理由が分からない」と首をかしげた。




参照元:日刊スポーツ

AV女優在籍=本番ありきの解釈か

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ソープランドが摘発されたこの事件、いつも通りの流れで行けば

● 反社会勢力との癒着が明るみになった
● 巨額の脱税が明るみになった
● 未成年や不法入国している外国人を雇用していた
● 過度な宣伝をしていて目をつけられた


などの裏事情が絡んでくるわけですが、どうやら今回は違うようです。

ソープランドといえば、風俗の中で唯一暗黙の了解の上で本番行為が行われる業態です。
しかし、実際のところは「個室浴場で会った男女がたまたま恋愛関係となったので本番行為に及んでしまいました」という建前で営業している限りないグレーゾーンなのです。風俗業界に詳しい影野臣直氏いわく、「風営法の定義はあいまいなので、警察当局の解釈によってはいつでも摘発しようと思えばできる」とも言われています。
つまり、今回のケースは警察当局が「AV女優(本番行為をする女性)が在籍している=売春を誘っている」と解釈した結果ということです。
今回の摘発を受けて、先日まで「AV女優在籍」謳って宣伝していた人気店からもこの文言は削除されました。

また、このソープ摘発は来る東京五輪前の浄化作戦も含まれているとの筋が濃厚です。また、新たに都知事に就任した小池百合子氏が女性とあって、「風俗業界に理解はなさそうなので、今後さらに締め付けがきつくなるのでは」という見解も見られます。
東京五輪に向けて外国人観光客は増えるものの、表向きはやはりひっそり営業していく必要があるのかもしれませんね。

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