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2016
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「ブラック求人」罰則強化へ。求人ページに適当なこと書いてませんか?
ブラック求人、罰則強化へ 厚労省が改正法案提出方針
厚生労働省は、実際と異なる虚偽の賃金や待遇で求人をした企業に対する罰則を強化する方針を決めました。好待遇に見せかけて求人活動を行う手口を規制するのが狙いです。
2016年12月13日の労働政策審議会(厚労省の諮問機関)の職業安定分科会でもこの方針が了承されました。
この項目を盛り込んだ職業安定法の改正案を来年(2017年)の通常国会に提出する方針です。現在の職業安定法では、チラシやネット広告で嘘の求人をした企業や担当者に、懲役6か月以下または罰金30万円以下という罰則があります。
しかし、ハローワークや民間の職業紹介会社を介した求人の場合、ハローワークや職業紹介会社への罰則はあるものの、その求人内容を掲載した企業や担当者に対する罰則はありません。
今回の改正ではこの部分を改め、もともとの求人を出した企業も罰則の対象とされます。また、求人で掲載する給与も、一定の残業前提の「基本給+固定残業代」ではなく、「基本給のみ」を明示するように義務付けられます。
「基本給+固定残業代」を“給与”とみなして、「残業をしなくても高い給料がもらえる」と応募者に誤解させないのが目的です。また、違法な長時間労働を繰り返したり、セクハラを放置したりしたことで話題になっている会社の求人申し込みを、ハローワークが拒否できる仕組みも強化します。
現在でも新卒の場合の求人はこれらの企業の掲載を拒否することができますが、今後は転職者も含めてすべての求人に対象を広げる見通しです。
来秋あるいは再来年から、適当な求人が書けなくなります。
- ○ 高級マンション寮を完備
- ○ 1日出勤するだけで大○枚稼げます
- ○ 完全出勤保障
……風俗業界でよく見受けられがちなこれらの文言ですが往々にして
- ○ 高級マンション寮を完備→高級と謳っておきながら普通の1Rのマンションだった
- ○ 1日出勤するだけで大○枚稼げます→指名1位の子はそれだけもらえるけど、一般的には半額以下
- ○ 完全出勤保障→保証はあるけど月に20日1日8時間勤務したらのような条件付
ということもあります。こういった応募者を誤認・困惑させるような求人広告も2017年秋・あるいは2018年ころまでには罰則の対象となる可能性が高まりました。
また、女性キャストの募集だけではなく、男性スタッフの求人募集にもこれらの罰則は適用されます。
- ○ 月給50万円以上可能(みなし残業代を含めて)
- ○ 完全週休2日制(実は休日出勤が常態化している)
- ○ ドライバーのガソリン代支給(実際は支給していない)
こんな状態になっていませんか?
また、法改正自体は来年の秋以降にはなると考えられますが、労基やハローワークが早くも現段階からこういった“ブラック求人”を掲載している企業の調査を始めているようです。
これをきっかけにお店の求人ページや求人コンテンツの変更がすすめられます。
- ○ 今のお店の求人ページって(法的に)問題あるかな
- ○ お店の求人ページに力を入れたいのだけど女の子も男性もやってこない
- ○ この法改正を機に、求人サイトをリニューアルしたい
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