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2017
01
27 -
デリヘルの待機所で開催できる“風テラス”についてまとめてみた
デリヘルの待機所に弁護士らが集結
「性風俗店で働く女性に、法律や生活面でのアドバイスを受けてほしい。」そんな志から生まれた“風テラス”が今注目を集めています。
風テラスは、デリヘルの待機所に弁護士と臨床心理士・社会福祉士・精神保健福祉士のうちの1名の合わせて2名を呼んで、風俗嬢の生活相談や法律相談に乗るシステムです。
「デリヘルが女性に支払うお金は「給料」?」でもお伝えしている通り、お店と女性の間に結ばれているのは雇用契約ではなく業務委託契約なので、このときの専門家に支払われる報酬は「お店が女性を守るために負担する」のではなくあくまで寄付。届け出をしているデリヘルでなおかつ
- 1:風テラスの理念に賛同してくれること
- 2:本番行為などの違法行為は行っていないこと
- 3:反社会勢力との関係がないこと
- 4:お店の待機所を相談会の開催場所として提供可能なこと
- 5:相談者の同意を得ない限り、経営者やスタッフが相談に同席しないこと
の5つを満たしていれば金銭的な負担はほぼなく実施できます。
女性の満足度は高まり、“クリーン”さをアピールすることは可能
風テラスを主宰する財団法人ホワイトハンズは、風テラスの目的を
「風俗嬢が抱えている借金・離婚・障害・病気・介護・育児・DVなどの問題を
風俗で働いているという事実を隠さず
相談内容を店側に知られることなく
わざわざ事務所に出向くことなく
安心して相談できる機会を設けることで女性が安心して働くことのできる環境を整えること」
と定義しています。
たしかに風俗店で働いている特にシングルマザーのような人たちは行政窓口が開いている時間と勤務時間が同じなのでなかなか相談に行けないという方もいらっしゃるかもしれませんし、仮に適切な窓口に足を向けたとしても「自分が風俗嬢だ」と担当者に言うのは相当勇気の要ることでしょうから、こういった窓口があれば働いている女性の満足度は高まるでしょう。
またお店としても「クリーンなお店」を印象付けられるので、なかなか女性が来ないといわれているなか求人効果は期待できるでしょう。
実行するのであれば待機所のある高級店?
しかし、風テラスも良いことばかりではなく、お店にとって“損害”もあります。
それは、弁護士側とお店側の“ゴール設定”にかい離が出てくるからです。
お店のゴールはあくまで「最終的に女性がストレスなく風俗店で働いてくれることで、利益を落としてほしい」なのに対して、弁護士側のゴールは「最終的に風俗嬢に風俗ではなく生活保護や行政の支援を受けてほしい」というところなので、最終的に“女性が風俗で働いていていいのか悪いのか”という議論において両者は対立します。
特に、風テラスを過去に行った実績があると紹介されている鴬谷デッドボールのような格安店では、生活保護や障がい者申請など「風俗で働かなくても支援を受けて生活をする」という選択肢を提案されるような場合も少なくないと考えられるので、お店の種類によっては「結果として大量の女性がやめてしまう」という可能性もはらんでいるのです。
いっぽう高級店の場合は基本的に“金銭的に困っている”というたぐいの相談はおそらく格安店よりも少ないでしょうから弁護士側と経営者側がバッティングする可能性を多少は防げるでしょう。
世間一般として「新しい取り組みで非常に注目できる」とされていることでも、受け取り手にとってはむしろデメリットも生じるもの。「新しいことをやってみる」という勢いと同時に“これは本当に自分の店に合った施策なのか”という冷静な目を同時に持ちたいものですね。
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