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2016
02
18 -
デリヘルの開業資金はいくら必要?
デリヘルは本当に「手軽」なビジネス?
「小資本で高級デリヘルを開業して儲けましょう!」
こんな内容の20万円程度の情報商材が一時期ネットに氾濫したことがあります。
確かにデリヘルは
- ● 商品が「人」なので、原材料費などがかからない
- ● 無店舗型なので店舗を構える必要がない(事務所は必要ですが)
- ● ウェブ(時に紙媒体)の広告料を削減して利益を上げられれば儲かる
- ● ひとりでも始められるので、人件費が削減できる
という理由で「手軽に立ち上げて、手軽に儲けられる業種」として認知されがちかもしれません。
→デリヘルビジネスの魅力についてはこちらの記事でもご紹介させていただいておりますが……
しかしこの情報商材を拝見してひとこと申し上げたいです。「胡散臭い」と(笑)。
たしかに、デリヘルは「開業すること」に限れば小資本で可能です。
しかし、やはり「経営していく、継続していく、利益を出す」となるとそこそこお金は必要になりますし、開業資金もはっきり申し上げれば「できるだけ多い方がいい」のです。
それでも相場として、どのくらいの金額の”開業資金”を用意すればいいのでしょうか。
過去に弊社にお問い合わせいただいた方のほとんどに確認しているのですが、開業資金は100~3000万円という幅で、平均すると400万円ほどですが、弊社では「最低でも500万円は用意してください」とお客様にお伝えしています。
ほかのブログなどを拝見すると「200万円ほどで開業できる」という論調の強いデリヘル開業に、なぜ弊社が「500万円が必要」と申し上げるのか、次の項目で細かい内訳をご紹介させていただきます。
「デリヘルの開業資金は200万円」の嘘
単純に「お店を建てる」だけであれば、比較的少額の投資で始められるデリヘルですが、実際に「経営して儲けよう」と考えたときには、最低でも以下の4種類のコストが発生します。
ひとつずつ細かくチェックしてみましょう。
まず必要なのが、警察署の届出に記載するためのデリヘルの事務所物件です。
話は一旦それますが、ここで、「普通の居住用物件と同じだな」と思ってはいけません。
「デリヘルの事務所として物件を利用することを許可しますよ」という大家さんの承諾を得た物件を探さなければいけないので、居住用の物件を探すよりもハードルがかなり高まります。
このハードルの高さについては、弊社が運営している風俗関連の物件専門サイト、VIPマンションにお任せ下さい。
物件の初期費用の相場は賃料の6-8ヶ月分です。
例えば10万円の賃料の物件ですと、60~80万円かかる計算になります。
今回の計算の場合は、間を取って70万円にしましょう。
デリヘルを運営していく上で今や必要不可欠になっているのがホームページです。
ホームページには「制作費用」と「管理費用」の2種類の費用がかかります。
それぞれの費用についてご紹介してまいります。
制作費用
文字通りウェブサイトを作るための費用で、基本的に1度きりの支払いです。
5万円程度で作ることのできるテンプレートデザインから、30~50万円ほどかかるオリジナルデザインのものまで費用の幅があります。
今回の計算の場合は「安くも高くもない」20万円で計算を進めていきたいと思います。
できるだけ開業資金を節約したいとお考えかもしれませんが、無店舗型であるデリヘルにとって、ウェブサイトはお客様にお店のコンセプトや世界観をお伝えする「ほぼ唯一」の手段です。
弊社としては極端に切り詰めることは推奨しません。
弊社でも完全オリジナルデザインのウェブサイト制作を承っておりますので、ご関心のある方はぜひお問い合わせください。
⇒弊社のサイト制作実績はこちらからご覧いただけます。
管理費用
サイトを制作して、お店を開業してからも毎月支払う費用のことを管理費用といいます。
相場としては1~5万円ですから、この計算では間を取って3万円ということにしましょう。
管理費用も制作費用同様、金額に幅があります。
この金額の幅はまさに「サポートの差」でしょう。
サーバーの保守から軽微な変更、バナー制作を管理費内で対応してくれる会社がある一方、管理費の安さだけを求めてしまうと「サイト内のテキスト変更だけで料金を取られてしまう」という場合もあるので注意が必要です。
備品の調達
デリヘルの事務所に必要なのは物件だけではありません。
- ● お店のサイトを更新するためのパソコン
- ● デスク
- ● 電話
- ● 女性の待機所を兼ねる場合、待機所のインテリア
- ● コンドームや電マ、バイブなどのプレイ用具
これらを全て揃えるには50万円ほどかかってしまうでしょう。
車
女性キャストを車で送迎するとお考えの場合、あるいは地方でデリヘルを開業したい場合、中古で50万円程度の車を用意するとよいでしょう。
ここまでで、ジャスト200万円です。
「デリヘルを開業するのに最低限必要なもの」に絞ってぎりぎりの金額だということがご理解いただけるかと思います。
「デリヘルを単純に開業したい」だけの場合は200万円の開業資金で事足りるかもしれませんが、多くの経営者の方の目的は「デリヘルを開業したうえで”利益を出す”」ことだと思います。
つまり、この「開業資金200万円論」は、開業することだけに焦点が置かれていて、その後のランニングコストを度外視した計算なのです。
デリヘルで儲けるために必要なランニングコスト
デリヘルをいざ開業しても安定的な収益を得なければ意味がありません。
そこで弊社では、ランニングコストも開業資金の内に用意しておくことを推奨しております。
広告費
このデリヘル業界はネット・紙媒体問わず広告で集客をほとんど賄っているといっても過言ではありません。
最初の半年間の広告の予算も最初に計算して用意して、それが尽きるようなら早々に撤退したほうがいいのかもしれません。
それも一種の経営戦略です。
広告費は地域によっても差が出ますが、それでも最初の3ヶ月は、集客・求人合わせて50万円/月ほどはほしいところです。
開業後3ヶ月は、認知度の向上と、各媒体からの流入者数をテストとして計測するためにも出来るだけ多くの媒体への出稿をおすすめします。
3ヶ月以降は効果測定した結果から費用対効果が低いものを省いて、実際に問い合わせの電話が鳴る媒体に絞るのがベターでしょう。
開業して4か月から6ヶ月のころには、広告費は20~30万円/月に抑えられると思います。
物件の賃料と管理費
忘れてはいけないのは毎月の賃料とサイトの管理費です。
先ほどの計算で算出した物件の賃料10万円と、サイト管理費3万円を6ヶ月分なので約80万円です。
先ほどの開業時に最低限必要なものからランニングコストまでをすべて合計すると500万円を超えます。
開業を考えている方は最初の費用として500万円ほど用意されておいたほうが上手くいく確率は上がります。
もちろん6ヶ月間全く売り上げがないわけではないので、多少余裕はできるかもしれませんが油断は禁物です。
最悪のパターンを想定しておけばそれ以下はあり得ないので上手くいきやすいのではないでしょうか。
甘い話には冷静な耳を持つこと
以上でお話させていただきましたとおり、デリヘルを立ち上げる際には資金が必要です。
起業としてはかなり安いほうですが、一般的なサラリーマンからするとやはり大きな金額ですから、中には真面目に働いてコツコツためたお金で一発勝負をかける!というような方もいらっしゃいます。
しかし開業される方の中には自己資金だけでなく、第三者から資金提供を受ける場合もあります。
これはコネクションが必要ですが、デリヘルを始めたいということを常日頃いろんな人に相談していると紹介されたりするみたいです。(にわかには信じがたい話ですが…。)
ただ、デリヘルは開業してすぐにマイナスを取り返せるような業界ではないのでしっかりと事業計画を練ってオーナー様と共有していかないと後々面倒なことになります。
とはいえデリヘルを開業したいオーナー様によってパターンは変わってきます。
ケースバイケースを踏まえてご提案させていただきますので一度お問い合わせいただければと思います。ご相談はすべて無料でやらせていただいております。
担当の石田までお気軽にお電話・お問い合わせフォームよりお問い合わせくださいませ。
デリヘル・風俗・交際クラブの開業や集客に関する無料のお悩み相談
弊社では、デリヘル・風俗・交際クラブの開業に関するお悩みやご質問や集客、経営に関するご相談について無料にてご相談していただくことが可能です。 どのような些細なことでもまずはメール、またはお電話より無料相談にお申し込みください。