2015

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29

知りながら害をなすな

交際クラブにも使える、経営学者の偉大な言葉

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どうも本日もご覧いただき誠にありがとうございます。

今回の記事は、交際クラブのオーナー様のお役に立てるであろう「ある言葉」をご紹介させていただきます。

「知りながら害をなすな」

現代経営学・マネジメントの父と呼ばれるピーター・ドラッガー氏の言葉です。
厳密に申し上げれば古代ギリシアの医者、ヒポクラテスの言葉だそうですが、この言葉は医者に限らず全ての”プロ”と呼ばれる人の行動指針となっています。
この言葉の意味を簡単に説明すると、「ご自身が知っていることには、全責任を負っている」ということです。
ご自身が知っていることについて、人様に迷惑をかけてはいけませんということなのです。
無論「間違った行動をとらない」という意味でも使いますが、「積極的に行動しないことで人様に迷惑をかけてはいけない」という意味も含まれます。

この言葉は交際クラブの経営・運営においても大変役立つ言葉です。
ケーススタディと併せてどういったときに「知りながら害をなすな」が使えるのかを見ていきましょう。

最悪な出会いも最高な出会いに変わります

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今回は交際クラブによくある事例の「セッティング当日に男性会員・または女性会員の体調が芳しくない」というケースを例にとってお話をさせていただきます。

特に多いのが女性会員の女性週間による体調不良です。
セッティング当日、それも待ち合わせ時間の1~2時間前になって女性から
「今日から女の子の日になってしまって、あまり具合がよくありません」
という連絡が入った場合、クラブオーナーの皆さまはどのような対応をなさいますか?

男性会員をはじめとする男性にとっては、女性週間のときにどれだけ女性が辛いのかを理解することができません。

この時クラブ側の対応として最もよくないものは
女性会員に無理やりセッティングに参加してもらっているのに
男性会員には、「女性が体調不良である」と知っているのにもかかわらず事前に何も伝えないという対応です。

この手の対応をしてしまうと、無理してセッティングに参加した女性会員が、男性会員との時間を心から楽しめないというのはもちろんのこと、詳しい状況を知らない男性会員が、体調不良のためにあまり浮かない顔をした女性会員を見て不快な思いをしてしまう可能性もあります。
いわば「最悪な出会い」をプロデュースしてしまうことになりかねません。

それでは「知りながら害をなすな」ということを肝に銘じた場合、どのような対応ができるのでしょうか。

女性会員の体調不良の場合、まず女性には「セッティングに無理やり行け」と強制するのではなく、「男性会員とのセッティングに行けそうかどうか」を確認します。
そのときに「せっかくお忙しい時間をお互いに割いて作った時間なので、行った方がいいですよ」というメリットをお伝えするのです。

女性会員から「参加できそうだ」という返事がいただけたら、次に男性会員側にもしっかり
「女性会員の体調がすぐれないのですが、女性会員様が挨拶だけでもしたいとおっしゃっています。」
という女性会員の思いを伝えたうえで
「(女性会員の体調がよくないので)今回はできるだけ短い時間でお別れをしていただけませんか」
というお願いも併せてしましょう。

このときは女性会員にも、男性会員にもあくまで”強制”をせず、今後のお互いの関係を気遣っているように説明してあげることが重要です。

もしこのときに、男性会員も都合や具合が悪いのであれば「また後日」というのもそれはそれでよいパターンだと思います。

「具合は良くないが、挨拶だけでもしたい」という女性を思いを伝えることがポイントです。
ここで女性側の思いを伝えずに、ただ単に「女性会員の具合が悪い」ということだけを男性会員に伝えてしまうと、男性会員によっては
「この女性は、自分に会いたくないのかな」
と誤解をしてしまって、そのままその女性会員とは会いたくなくなってしまう場合も考えられるからです。
「知りながら害をなすな」で考えるのであれば「知っているがゆえに余計な行動をしてしまう」パターンがこれでしょう。

既に交際クラブを運営なされているオーナーの皆さまであれば、既にこのようなケースを数多く経験されて、さらに会員様おひとりおひとりによって対応方法も検討されていることかと思います。

「知りながら害をなすな」の言葉通り、知っていることにはすべて責任を負うというスタンスで最高の出会いをサポートしていきましょう。

    • ● 会員様の扱い方に困っている
    • ● 会員様のトラブルがあってどのように対処したらいいかわからない
    • ● クラブに対するクレームが多いが、どのように対処したらよいかわからない

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