デリヘルを開業するときには、届出が必要です

今までの記事でも幾度か申し上げてきましたが、デリヘルを開業するときには届出書（正式名称：無店舗型特殊性風俗営業営業開始届出書）の提出が義務付けられています。
リンク先を参照していただきますと、何やら色々と記入すべき項目があって煩雑ですが、それぞれの項目に書くときのポイントがあります。

今回は複雑な欄の1つである「屋号（店名）」について、届出書を提出する際のポイントをお伝えしていきたいと思います。

ポイント1：店名は表記ブレも、もれなく書きましょう

「屋号」の欄には、店名を書くというのは当たり前ですが、この屋号のかきかた1つで思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性もあります。
その代表例が「表記ブレ」です。

例えば「concierge（コンシェルジュ）」などの英語表記の屋号でデリヘルを開業する場合が挙げられます。
広告媒体に出稿する際のお店のバナーなどでは店名を英語表記にするかと思いますが、サイト内のテキストや広告媒体の中の文章では英語表記が読みにくいというお客様のためにカタカナ表記をする場合もあるかもしれませんよね。
その際に届出に表記ブレを記載しておかないと、場合によっては所轄の警察署に注意されてしまうこともあるようです。

「conciergeをコンシェルジュと書いただけなのに……理不尽だ！」
そんな揚げ足取りの嫌がらせのような気もしますが、万が一のトラブルにも対応できるように、店名の表記ブレもしっかり記載しておきましょう。
また、カタカナだけではなく略称なども同様です。

例：

• ●　デリヘル Royal Concierge
• ●　デリヘル ロイヤル コンシェルジュ
• ●　デリヘル ロイコン

このように表記ブレもしっかり書いておきましょう。

ポイント2：将来的にグループ展開を考えているオーナー様必見の裏技

先ほどの項目では「同じ読み、同じ店名を表していても、表記方法に違いがあれば届出書に記載しておきましょう」ということをご案内いたしましたが、この項目では、
「将来的には儲かったら多店舗展開も考えているぞ…」
という野心豊富なオーナー様にうってつけの裏技をご紹介したいと思います。

もし、開業時からグループ展開を目論んでいらっしゃるのであれば、開業時に届け出を出す段階で複数の店名を屋号として届出書に書き込むことも可能です。

例1：

• ●　デリヘル Royal Concierge
• ●　デリヘル Wander Concierge
• ●　デリヘル Vip Concierge

例のように、全く違う店名を申請することもできます。
風俗業界を熟知なさっているオーナー様の中には、表記ブレも含めて20個も屋号を書く場合もあるようです。

全く違う店名を考える余裕はないというオーナー様にオススメなのが

例2：

• ●　新宿デリヘル Royal Concierge
• ●　渋谷デリヘル Royal Concierge
• ●　六本木デリヘル Royal Concierge
• ●　錦糸町デリヘル Royal Concierge

このように地域名を頭につけて届け出るという方法です。
メインの屋号の部分は変わらないので、ブランディングの意味でもグループ展開しやすくなるというメリットがあります。
また、複数の地域にまたがって届出を出しているので、1つの事務所だけで多くの地域を商域内に収めることができるのも魅力です。

ポイント3：　池袋で開業するのに「渋谷」と書くのはOK？→実はOKなんです

届出に書く店名（屋号）は「渋谷デリヘル　コンシェルジュ」なのに、事務所は池袋にある……
まずいとお思いになるかもしれませんが、実はこれ、OKなのです。

届出書に書くべき項目は、あくまで「店名」なので問題ないのです。
某スイーツ店「銀座●ージー●ーナー」がどこに店舗があっても「銀座」であったり、全国各地の商店街が「●●銀座」と名乗っているのと同じです。

また、ポイント2でもご紹介した通り、1つの事務所で多店舗経営をなさっているオーナー様もいらっしゃいます。

• ●　青山デリヘルコンシェルジュ
• ●　六本木デリヘルコンシェルジュ
• ●　麻布デリヘルコンシェルジュ
• ●　銀座デリヘルコンシェルジュ
• ●　代官山デリヘルコンシェルジュ
• ●　白金デリヘルコンシェルジュ

…このように「あえてプラスのイメージの地名」を屋号として記入しておくのもありでしょう。
屋号ではない部分の届出書の記載方法についてはこちらのページでご紹介しておりますが
「よくわからない」
という部分がございましたら弊社にお問い合わせくださいませ。無料で承ります。