基本的に開業地域の制限はなかったはずの「デリヘル」

現在無店舗型風俗店（デリヘル）の開業地域に特に制限はありません。
物理的には事務所・待機所の物件の大家様の承諾さえいただければ、どこでも開業できます。
それに対して店舗型の風俗（ソープランドやファッションヘルス）は開業地域に規制があります。
ですから新規でソープランドを開業する！というのは現実的にかなり難しく、既得権がある物件ごと営業権を買い取らなければいけません。

しかし近年、無店舗型であるはずのデリヘルの新規開業が難しくなっている地域があります。
それが町田（東京都）と船橋（千葉県）です。

なぜ、町田や船橋はデリヘルを開業しにくいのか

町田や船橋は、人口が一定以上集まっている（＝風俗の利用見込み客もいる）街で、成功している店舗様はかなり稼いでいるようです。
そんな成功店を知っている開業希望者にとって、この2エリアはかなり魅力的に映るでしょう。
では、なぜ町田・船橋でのデリヘル開業のハードルが上がっているのでしょうか。

それはずばり「大家様の物件利用承諾が下りにくくなっている」からです。

ではなぜ大家様の物件利用承諾が下りにくくなってしまったのでしょうか。
それは町田・船橋の行政や所轄の警察署が、市内の物件の大家様・管理会社に対して
「性風俗営業（デリヘル）のために物件を貸さないでください」
と働きかけているそうなのです。

無論そのような状況下でも、もちろんその中でも「そんなの関係ねぇ！」とかのお笑い芸人のように所轄や行政からの通達を無視して承諾書を出してくれる大家様もいらっしゃいますが、2015年現在、そのような大家様はかなり少なくなってしまいました。

物件の大家様からすると

• ●　高い利回り（家賃）で物件を貸せるというメリット
• ●　警察や行政に目を付けられるというデメリット

の2つを天秤にかけたとき「リスクを冒したくない」という人のほうが多いものです。
→大家様の立場から考えたデリヘル可能物件についての記事はこちらからご覧いただけます。

町田・船橋の2つであれば、それでも船橋は物件が出る頻度が高い気はしますが、他のエリアと比較すると物件数は格段に少ないです。
町田で開業したいという場合は、「神奈川県が目と鼻の先」という立地上、隣の相模原市あたりに事務所や待機所を設け、商圏を町田まで広げるという策が最も現実的ではないでしょうか。

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